ドクターからあなたへ
西宮市苦楽園口クリニック院長
梅華会耳鼻咽喉科グループ 理事長
梅岡 比俊

兵庫県西宮市及び芦屋市内で耳鼻咽喉科グループを運営しております、梅華会理事長梅岡でございます。
この度は梅華会耳鼻咽喉科漢方専門サイトをご覧頂き誠にありがとうございます。
近年のストレス社会、高齢化社会においては耳鼻咽喉科領域で、従来の西洋医学では限界と思われる病気がたくさんございます。そんな中で、近年東洋医学的アプローチである漢方治療による手法が脚光を浴びるようになりました。私自身開業して間もなくより漢方の勉強会に足を運び、全国の多数の先生方から漢方の極意をお教えいただき、現在に至っております。このように広く普及する前から学ばれてこられた先輩医師には深く敬意を表する次第でございます。
特に難治性疾患である、めまい・耳鳴り・慢性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎などの慢性疾患に関しては、患者さんにとっての治療の選択肢が増えて大きなメリットであると実感しております。また自然の生薬から配合された成分であり、副作用も少なく、妊婦及び授乳中の方でも使用できる薬剤もございます。
もちろん西洋の医学と併用して使用することもあり、その薬剤の将来性には目を見張るものがあり、今回専門サイトを通して、皆様にとって少しでもお役立てできればと思い作成いたしました。耳鼻咽喉科領域における漢方の重要性が少しでも伝われば幸いでございます。生まれ故郷であるこの西宮・芦屋で社会に貢献できる名誉と、責任を果たしつづけたいと思っております。

梅岡耳鼻咽喉科クリニック
阪神西宮駅前 院長:南野尚也

高校卒業まで生まれ育ったこの西宮で院長を務めております、南野です。
私が医者になった頃は、漢方を使う先生はごく少数派で、今まで大学病院や関連病院で働いていた時はご多分にもれず西洋薬で治療を行っていました。ただ以前から耳鼻咽喉科疾患に使える薬は限られていて、西洋薬のみでは治せない病気があるとも漠然と感じていました。
実際興味を持ち出したのは数年前漢方治療セミナーに参加してからです。かなりの疾患で効果が望める事を知り、主に西洋薬で効果が十分でない方や漢方を希望する方に処方を行っています。
一般に作用がマイルドで効果が出るまで時間がかかるといわれる漢方薬ですが、即効性のものも少なくなく、こむら返りの方に芍薬甘草湯を処方した時の効果の早さにはびっくりした覚えがあります。日本の漢方エキス剤は品質が良く信頼性も高く、もちろん保険適応もあります。
西洋薬と漢方薬の良いところをうまくミックスしてより適切な治療を行えたらと考えておりますので興味のある方はぜひご相談ください。

梅華会耳鼻咽喉科クリニック
JP芦屋駅直結 院長:今泉宏哲

JR芦屋駅前 梅華会耳鼻咽喉科クリニックの院長の今泉(いまいずみ)です。
私の学生時代には、漢方を授業で学ぶ機会は全くありませんでした。その流れで医師になりましたので、大学や総合病院の勤務しているときは西洋医学を中心とした治療を行っていました。しかし、時には西洋医学ではなかなか対応が困難な訴えがありました。困った挙句、漢方に詳しい医師にいろいろ教えを請い、最初に使用したのはがん治療の副作用、後遺症で体力が低下した患者さんを回復のために処方を始めたのが、漢方に接するきっかけでした。時間をかけてゆっくりと回復される患者さんを見て、漢方薬の奥深さを実感した次第です。以降、治療に困ったことがあれば、何か漢方薬でいいものはないかと考えるようになりました。
漢方薬は西洋薬に近い切れ味の鋭い性質を持つものから、マイルドなものまで幅広く存在します。
例えば、風邪に対する漢方薬は複数ありますが、西洋薬と同じように急性期に使用できる薬から亜急性期、慢性期の症状に対して使い分けが可能です。
まためまいに対する治療は、内耳、自律神経、体力の低下、加齢によるものなど、様々な要因で薬の使い方も変わり、漢方薬は様々な場面での対応が可能です。
耳鼻科領域では様々な疾患で漢方薬の適応があり、西洋薬でカバーできない症状を漢方薬で補うことが出来る場面も多いと思われます。
しかしながら、病状によっては、やはり西洋薬を選択する方が好ましいことも多く、あくまでも病状や体調などに応じて補助的に使用するにとどめるべき状況もあります。
西洋薬、漢方薬を、患者さんの病状に応じて、適切に使用することで、より質の高い医療を提供できるよう心掛け、ご納得・ご安心いただけるよう努めてまいります。

梅華会耳鼻咽喉科クリニック
医師:吉本公一郎

現在、主に阪神西宮と苦楽園で診療しております吉本です。
はじめは私も半信半疑でした・・・。自分の舌にできた治らない口内炎に困ったあげく、化学療法の副作用対策特集で見かけた半夏瀉心湯を自身で処方して飲んでみたところ驚くような効果を自覚しました。これをきっかけに漢方の勉強を始めたのです。それからは漢方の多彩な効能に魅了され、様々な症状、疾患の患者様に対して積極的に処方しております。
漢方の処方には、年齢、体質、体調、症状の様態・程度、発症してからの期間など様々な要因を考慮します。
『風邪』と一口に申しましても、喉の痛い風邪、咳のしつこい風邪、高熱のでる風邪、繰り返す風邪、若者の風邪、お年寄りの風邪など多様ですが、漢方ではそれぞれの症状にあわせた治療が可能です。
耳鼻咽喉科領域での適応範囲は広く、めまい、ふらつき、耳鳴、鼻炎、味覚障害、嗅覚障害、口・のどの乾燥・違和感などの慢性疾患にはもちろん、風邪、副鼻腔炎、咽喉頭炎、扁桃炎、中耳炎、外耳炎の急性疾患に対する即効性も期待できます。
また、お子さんの繰り返す中耳炎、副鼻腔炎などに対して免疫力の底上げを狙った治療や、滲出性中耳炎、いびき、睡眠時無呼吸の原因となり得る扁桃肥大、アデノイド増殖症に対しては少し長い目で見て組織の縮小を図る治療を試みることも可能です。
もちろん西洋薬を基本に用いた治療を行っており、抗菌剤や抗アレルギー剤などの西洋薬と併用することで、より的確な治療を目指しております。
日本ではエキス剤というお子さまでも飲みやすい方剤が保険適応で処方可能です。ご興味のある方は、是非一度おたずね下さい。