副鼻腔炎の漢方治療

副鼻腔炎の漢方治療
レーザー治療専門サイト西宮市・芦屋市・尼崎市梅華会耳鼻咽喉科グループの花粉症・鼻炎の漢方治療

副鼻腔炎とは、いわゆる蓄膿症のことです。

副鼻腔とは、鼻腔に隣接した骨内に作られた空洞であり、ヒトでは前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形洞の4つがあります。副鼻腔に慢性的に炎症を起こす病気を慢性副鼻腔炎と言います。よく知られている名前としては、膿がたまることから蓄膿症という呼ばれ方もします。

原因は細菌感染やアレルギーによって膿がたまることです。
鼻づまり、どろっとした鼻水、呼吸がしづらい、痰、後鼻漏、頭痛、嗅覚障害、咽喉の痛みなどの症状を呈します。

副鼻腔炎は漢方薬を用いて治療する事が出来ます。同様に耳鼻咽喉科疾患でアレルギー性鼻炎や鼻ポリープが似たような症状を呈しますが、それぞれで大きく生薬の配合が変わりますので、正確に診断を受けてから漢方薬治療を施すこととなります。

漢方薬は、症状と体質の問診によって配合が決められます。症状は上記の通りですが、
体質では、

  • 免疫力が弱く、風邪を引きやすい
  • 元々鼻が弱く、蓄膿症になりやすい
  • 食生活が悪い(外食ばかりしている、野菜不足、偏食である)
  • 血行が悪く、冷え症で、水分代謝が悪い(血行が悪い、冷え症だ)
  • 胃腸が弱い
  • ストレスで精神的に疲れがたまりやすい
などが挙げられます。血液や免疫などの、健康体の基礎的な土台を整えることが治療の根本となります。現代の治療では症状が現れたら、その症状を抑え込むという治療を繰り返しますが、症状の根源的な原因を解消しようと言うのが漢方医学の考え方なのです。症状を抑えつつ根本の体質をも改善するという治療法なのです。

漢方薬は西洋薬とちがって副作用が少ないものなので、根源的治療のために長く付き合う事が出来るのも優秀な点です。

難しい名前が多いですが、副鼻腔炎の治療としては、一般的に以下の漢方薬が用いられます。
葛根湯加川芎辛夷、荊芥連翹湯、辛夷清肺湯、補中益気湯、銀翹散、荊防敗毒散、黄耆建中湯、小青龍湯、苓甘姜味辛夏仁湯、麻黄附子細辛湯、 辛夷散、生脈散、排膿散及湯

この他にも多くの漢方薬が利用されます。しっかりとしたカウンセリングを元に、その人の症状に合わせて生薬を配合し、上記の漢方薬を作るのです。飲み続けることで症状を軽減し、同時に体質を改善していきます。

クズ(葛根)の花

これらの漢方薬の中でも、特に多用されるものは葛根湯加川芎辛夷、荊芥連翹湯、辛夷清肺湯です。

葛根湯加川芎辛夷には葛根、麻黄、生姜、大棗、桂枝、芍薬、甘草によって構成されており、病気の初期症状の人で体力の低下していない人に使われます。

荊芥連翹湯に用いられる生薬は、当帰、芍薬、地黄、黄連、黄柏、山梔子、連翹、防風、薄荷、荊芥、甘草、枳殻、紫胡、桔梗などから構成されています。いわゆる腺病体質を改善するといわれています。

辛夷清肺湯の配合生薬は、辛夷、枇杷葉、知母、百合、山梔子、麦門冬、石膏、升麻です。体力が比較的ある人に用いられ、主に鼻づまりを改善してくれます。


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